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【CEO×CTO対談】株式会社ROC創業とReposta開発秘話

  • 投稿日 :
  • カテゴリー : Reposta

株式会社ROCのライター嵯峨(さが)です。

弊社はSNSマーケティングの代行や、Instagram・Facebookレポートツール「Reposta(レポスタ)」を提供しています。

CEOである坂本は元々はフリーターとしてバンド活動を行なっていましたが、若くして株式会社ROCを起業し、CTOである山本と共にRepostaを開発しています。

今回は起業前後の話やRepostaの開発、今後の展開について、坂本と山本にインタビューを実施しました。

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<プロフィール>
株式会社ROC CEO 坂本翔

高校時代、バンド活動で食べていくことを決意するも、来場者が3名のイベントを経験。
集客の重要性を痛感し、当時ブームだったブログを活用した集客法で、高校生ながら赤字続きだったイベントを黒字へ転換する。

士業の認知度向上などを目的に「士業×音楽=LIVE」を主催。延べ1,100名以上をSNS経由で費用をかけずに集客。23歳で兵庫県内最年少の行政書士として起業するも、この実績をきっかけにSNSコンサルティング事業を創業。

その後、25歳で商業出版を実現。著書は全て海外翻訳され、国内外累計10万部を突破。SNSマーケティングを伝えるセミナーや企業内部のSNS研修、学生向け起業講演など、年間50本以上の講演をこなす。

現在は、SNSプロモーション事業を全国に展開する株式会社ROCの代表として、中小企業から上場企業まで様々な業界のSNS施策を担当。また、SNSに詳しいITジャーナリストとして、テレビや週刊誌などメディアでも活躍している。

【著書】
Facebookを「最強の営業ツール」に変える本(技術評論社)
Facebook社群經營致富術(台灣東販)
Instagramでビジネスを変える最強の思考法(技術評論社)
Instagram社群經營致富術(台灣東販)
SNSマーケティング見るだけノート(宝島社)

<プロフィール>
株式会社ROC CTO 山本翔大

幼少時代からゲームが大好きで、ゲームプログラマーを目指し、中学校時代からプログラミングの勉強を始める。

ゲームよりも、プログラミング自体の面白さに魅了され、これを仕事にしたいと思い、専門学校を卒業後、テレビ系列のシステム会社に就職する。

日々プログラミングに没頭して、いくつもの放送系のシステム制作に関わるも、ある日、現場で自分が使っているシステムが、全く利用されていないことを知る。

その経験から「使い続けてもらえるシステム」を作ることに大切さに気付き、顧客のビジネスを共に考える仕事をしたいとの想いで、フリーランスに転向。

フリーランスとして、提案から構築まで行う案件をいくつも経験する中で、ビジネスがわかるエンジニアとして、定評を得ることで、案件のリピート率95%を達成する。

その後、ある案件で偶然にもROC中家と出会い、中家の紹介からCEO坂本とも出会う。
CEO坂本とすぐに意気投合し、2人でRepostaを作り上げ、ベータ版公開から2週間で100社の導入を達成する。

現在は、株式会社ROCのCTOに就任し、日々ユーザの声を拾いながら、Repostaの開発に従事している。

経営者向け音楽イベントにSNSで1000名以上を集客

 
本日はよろしくお願いします。早速ですが、坂本さんはROCをスタートする前は何をしていたんですか?

 

坂本:高校を卒業した後はバンドマンをやってました。仕事はアルバイトをしていて、いわゆるフリーターですね。バンドが解散したのをきっかけに行政書士の勉強をしていたんですけど、なかなか受かることができませんでした。やっと受かったのが3回目に受けた22歳の時ですね。

受かってからは、行政書士として仕事をするために必要な事務所を開くための資金を貯め始めたんです。メインの仕事はアルバイトだったので大変でしたけど、当時は実家に住んでいたのでなんとかなって。だいたい1年ぐらいで100万円を貯めて、実家の自分の部屋で事務所を開きました。

事務所を開いたからといって仕事が勝手に舞い込んでくるわけもなく、「仕事とらなな〜」と思ってたんですけど、その時にFacebookを活用しようと自然に思いました。というのも、経営者向けの音楽イベントを事務所を開く前からやっていて、その集客をFacebookでやっていたんですよ。

イベントは起業後も2〜3年くらいはやっていて、合計5回で1000人以上は集客しました。SNSってすごいなと思ったのはこの時の体験が元になっていますね。

 

平均200人の集客は本当にすごいです!元々はInstagramじゃなくFacebookを使ったマーケティングが得意だったんですね。やっぱり行政書士の仕事もFacebookで集客したんですか?

 

坂本:そうですね、行政書士としては起業や会社設立をしたい人のサポートを仕事にしていたんですけど、士業ってそれぞれに独占業務があるので横のつながりがとても大切なんです。

なので、税理士さんや社労士さんなど、他の士業の方に行政書士として自分を認知してもらえるような発信を意識してFacebookを更新していたんです。そうする中で、自然と他の士業の方から仕事が舞い込んでくるようになっていきました。

そして、Facebookで集客したっていう話を仲間内でしていたらセミナー依頼がくるようになって、最終的には出版の話まで広がりました。だから1冊目の本はFacebookについてのもので、その中ではどうやってFacebookでイベント集客をしたり仕事につなげたりするかという内容を書きました。

内輪で話していたFacebook集客の話が出版に繋がったので、出版した後にはさらに仕事が増えるだろうと予想してROCを設立しました。これが2016年の2月ですね。個人事業として起業してから大体2年ぐらいで会社を立てたことになりますね。

それからは行政書士としての仕事には本腰を入れなくなって、SNS関係のセミナーや研修、コンサルティング、運用代行などの仕事が多くなっていきました。

特に法人化してからはSNS関係の仕事をメインにしたので、広告クリエイティブやホームページを作るためのデザイナーだったり、SNSの広告運用に強いマーケターだったりという方を採用して仕事を拡大していきました。

 

「#インスタ思考法」をきっかけにさらなる事業拡大へ

 
その頃からInstagramに関連した仕事も多かったんですか?

 

坂本:そうですね、Instagramに目を向け始めたのはちょうどFacebookの本を出版する前あたりからです。書き始めてから出版までに1年ぐらい経ってて、実はその時にはもうFacebook離れみたいなのが起こり始めてたんですよ。

本はそこそこ売れたんですけど(注:国内発行部数は12,000部を超え、中国語繁体字でも翻訳出版)、Facebookは下降気味かもしれないと自分自身も考えたので、本を出版した頃にはもうInstagramに頭を切り替えていました。実際に2017年頃からはInstagramのアカウント運用代行の話も出てきて、これはニーズがあるなと感じました。

Instagram関連の仕事を2年ほどやったタイミングで、Instagramマーケティングに関する本を出版しました。これが2019年の8月でしたね。

この出版以降には上場企業や世界展開されているような大きな会社さんとも仕事をするようになりました。今お付き合いのある中で名前を出せるクライアントでいうと、スカイツリーさんやトランスコスモスさんなどがそうですね。

 

レポートはRepostaに任せて、最も注力すべき部分に時間を使ってほしかった

 
Facebookの本を出版したタイミングで法人化、Instagramの本を出版したタイミングで上場企業がクライアントに、と出版のタイミングで大きく成長していたんですね。ところで山本さんにはそろそろ出会うんですか?笑

 

坂本:はい。笑 Instagramの本を出版した2019年の10月頃に翔大君(山本)に出会いました。

 

山本:そうでしたね。当時フリーのエンジニアとして活動していて、取引していた会社の1つに所属していた中家さん(現ROC COO)に坂本さんを紹介していただきました。

 

坂本:そうそう、ちょうどRepostaを企画し始めた頃に中家には相談をしていて、「ちょうどいい人がいるよ」と紹介してもらったのが翔大君なんです。

 

運命のように良いタイミングでしたね。ところでRepostaはなぜ開発しようと思ったんですか?

 

坂本:これにはいくつかの理由があって、まず1つはSNSコンサルとか運用代行って、労働集約型のビジネスなので、レバレッジが効かないんですよ。次のフェーズくらいからはプロダクトを作っていきたい、サブスク型のビジネスをやりたい、と考えていました。

同時に、SNSアカウントの運用を行う上で大きな課題が「レポート」だったんです。

 

レポートはクライアントに提出するためのものですよね。具体的にはどんな部分に課題があったんですか?

 

坂本:まず詳細なレポートを出して欲しいという要望が非常に強かったんです。基本的に我々にアカウント運用のほぼ全てを任せていただくわけなので、その分クライアントとしてはどんな数字が出たのかは把握しないと不安になりますよね。そして、担当の方は多くの場合プロのマーケターの方ではありません。なので、詳細かつわかりやすいレポートを作る必要がありました。

そのためにやっていたのは本当に手作業のレポート作りで、インスタグラムのデータを端末で確認して、1つ1つエクセルに手打ち、そしてグラフや表にする、というやり方だったんです。

想像できる通り、ここに莫大な時間がかかっていたんです。本来最も注力するべきなのは、言わずもがなそのレポートから次の施策を考えて提案することです。しかし、数字を出す機械的な部分で疲弊していて、必要な部分に十分の注力ができていない可能性があるのではないかと感じていました。

当時レポート作成のツールはあったんですけど、それらは内容と費用の両面で折り合いがつかなくて、採用できなかったんです。これらの課題を解決したくて企画したのがRepostaです。つまり想定しているターゲットは、昔の自分たちのようにレポート作成に困っている企業の広報さんや運用代行を仕事にしているマーケターさんなんです。

 

自分が苦労したからこそターゲットははっきりしているんですね。具体的な開発は山本さんと坂本さんが出会ってから始まったんですよね?

 

山本:そうですね、出会った時点で坂本さんはRepostaを開発したいという意思を持っていました。僕もそれについてはすぐに合意して、一緒にやることを決めました。というのも、その直前に関わっていたのがSNS関連のサービスだったので、そこで感じていた部分と坂本さんが話してくれた内容には近いものがあったんです。

一緒に仕事をするって簡単ではないと思うんですけど、前提となる情報をお互いに持っていたのでスムーズに仕事を始めることができましたね。

 

坂本:そういうスキルとか情報の面もあったけど、翔大君は人間的にも合うなと思いましたよ。実は翔大君以前にもRepostaについて相談したエンジニアさんはいたんですけど、どうしてもスピード感が合わなくて、全然開発が進められなかったんです。

 

山本:そういうところでいくと、僕も坂本さんとはすごく合うなと思いました! 例えば「坂本さんはこうしたいんだろうな」っていうことは少し話せばすぐにわかったし、「これはあかんやろな」っていうこともわかりました(笑)。

 

相思相愛ですね(笑)出会った時期から考えるとRepostaの開発期間って半年ほどですけど、その間に大変だったことってなかったんですか?

 

坂本:うーん、もちろん技術的な問題はあったと思うんですけど、そこは翔大君に任せてたので僕は全然なかったです。コミュニケーションの話でいうとただただスムーズで、躓いた気は全くしないですね。翔大君はある?

 

山本:僕も特にないんですけど、強いて言えば開発を始めたての時に、投稿のスケジュール機能をつけたいって坂本さんから要望があったんですよ。「そんなの簡単にできますよ〜」とか答えちゃったんですけどよく調べたら当時のAPIの仕様上できなかったんです。軽口叩いちゃったなーと思って、下手したら外されるかもしれないと思ったんですけど、坂本さんは意に介さなかったんです。ぐちぐち言ってくる人じゃなくてよかったなぁと(笑)。

 

Repostaの海外展開も準備中

 
Repostaはアップデートを繰り返していますが、現状についてはどう思いますか?

 

坂本:メインの機能であるレポート機能は、自分自身がクライアントと向き合ってきた中でずっと困っていた部分を解決するためのものなので、他のどの競合他社よりも詳細かつ実用的な自信があります。

実際に、企業さんの運用代行に入った時にはROCの前に担当していた企業さんが出していたレポートをチェックするんですけど、やっぱり物足りなさを感じるんです。これは大きな企業さんでも同様でした。そうした経験も踏まえた上で開発したので、RepostaはSNSの運用担当者に向けた実用性をひたすらに追い求めたものに仕上げられたと思います。

 

山本:SNSマーケティングの第一人者である坂本さんの意見を大きく取り入れながら、最大限ユーザビリティを高めてきたので、運用担当者や運用代行を仕事とする方にとってベストのツールになったという自負はあります。

 

作った本人が自信を持っているっていうのはすごく良いですね。喋りの淀みのなさにも現れています!これから先Repostaについて予定していることはありますか?

 

山本:レポートを出力する部分はかなり完成度を高められたので、次はそのレポートの中から「どこを見るべきなのか」「どの数字を改善するべきなのか」という点をサジェストする機能をつけたいと思っています。

 

坂本:そうですね、今までにやってきたSNSマーケティングの知見があるので、レポートの中の数字からどこを改善したら全体が伸びるとか、そうしたこともわかります。なので、Repostaはそこを含めてより効果的に使えるツールにしていきたいと考えています。

SNS運用にはRepostaを使うことが必須、というところまで完成度を高めたいですね。あとは、Facebookのレポート出力機能もリリースできたので、Twitterについても計画中です。

 

山本:ですね。あとは海外展開の話もよくしますね。

 

坂本:そうそう。この仕事の強みって、海外展開できることだと思ってます。そもそもFacebookやInstagramって日本の会社じゃないので、言語だけ整えたら世界中で使えるんですよ。すでに海外展開の話は具体的になっていて、まずは台湾への展開が決まっています。他にもタイやベトナム、そして英語圏の国に向けたサービス提供は考えていますね。

 

ROC、Repostaが目指す未来

 
ROCとしてはどういった未来を目指しますか?

 

坂本:会社をどうしていきたいかっていう部分でいうと、10年とか先のことは考えないようにしています。ドッグイヤー、マウスイヤーと呼ばれる現代では、あまり先のことを考えすぎても意味がないと思っています。なので、これから話すのは直近3〜5年ぐらいを想定したものです。

IPOは起業当時から描いている通過点の一つなので、そこはマストで目指しつつ、今はSNSを含めたデジタルマーケティングについての教育や人材派遣といった事業にも興味があります。総合的にデジタルマーケティングに携わる人たちがより良い人生を送れるようにしたいなと思っています。

レポート機能を持つRepostaを開発したのも、レポート作りで疲弊して、より大事なところに力を入れられなかった自分のような方が他にもたくさんいるんじゃないか、と思ったからです。

なので、そういうプロダクトに任せられる部分はしっかり任せて、もっとクリエイティブなところに力を入れられるようになって、楽しく仕事ができる人が増えたら良いなと思っています。

 

山本:ROCという観点かはわからないんですけど、個人的に思い描いていることで言うと、事務的な仕事の自動化です。日本にある多くの仕事って自動化されていないというか、もっと効率を上げられる余地がたくさん残されてると思うんです。そうした部分について、エンジニアとして自動化をしていきたいなと思っています。

坂本さんが話したことと似ているんですけど、人間が手を動かさなくて良い部分を自動化することで、みんながよりクリエイティブになったら良いなと思っています。その結果、全ての人が広い意味でクリエイターになっていくはずです。その思いはRepostaにも繋がっていて、そうした思いの分だけすごく愛のあるプロダクトになってきていると思います。

 

これからのROCとRepostaを楽しみにしています!本日はありがとうございました!

 

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