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Instagramのビジネス広告とは?メリット・注意点・準備について解説

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  • カテゴリー : Instagram, SNS広告

日本国内において非常に多くの人が利用しているInstagramは、無料の投稿をすることが一般的ですが、広告配信を行うこともできます。画像や動画クリエイティブでの配信がメインになるものの、ターゲティングの精度が高い特長があります。

直接、商品・サービスを宣伝するだけでなく、キャンペーン施策やアカウントを認知してもらうためなどに活用することもできます。

今回は、Instagram広告について、網羅的に解説していきます。

Instagram広告とは

Instagram広告とは、「フィード」「ストーリーズ」などに広告掲載できる機能です。20~40代を中心に非常に多くの人が利用しているInstagramのユーザーに対して広告訴求できます。

「フィード」であれば、ユーザーがフォローしているアカウントがシェアした画像などと同じように、画像や動画で掲載されます。「ストーリーズ」や「リール」であれば、コンテンツの間に縦長の”フルスクリーン”で、画像や動画が表示されます。

Instagramの特長・メリット

詳細なターゲット設定ができる

Instagramは、Facebookで有名なMeta社が親会社です。FacebookやInstagramなどのユーザーデータを用いて、細かなターゲット設定ができます。

具体的には「東京都内に住む、25歳~29歳の女性」などのターゲティングから、「興味・関心」など詳細に設定することができます。

そのため、自社のペルソナに近い人に絞った配信が可能です。具体的なターゲットの要素は以下があります。

  • 年齢
  • 性別
  • 地域
  • 言語
  • 興味・関心

低予算から広告配信ができる

Instagram広告は、Google・Yahooなどの広告と同じく運用型広告です。そのため、低予算で小さく始めることができます。最低出稿金額は100円から可能です。広告の目的やリーチしたい規模などによって柔軟に予算を調整することができます。

感度の高いInstagramユーザーに適した広告表現

Instagramは流行に敏感であり、視覚的な感度が高いユーザーが集まっています。それらのユーザーに対して、画像や動画を活用した広告配信ができることが大きな特長です。

特に新規商品・サービスにおいては、「新しさ」に価値を感じる層の獲得が重要になるため、Instagramは非常にマッチする広告媒体と言えるでしょう。

広告がシェアされることもある

InstagramはSNSであるため、広告そのものに対してストーリーズやDMでシェアすることが可能です。シェアされた広告画像については、広告費がかかりません。Instagramユーザーに興味を持たれるような広告を出すことで、拡散されやすくなります。

Instagram広告のデメリット

顕在層は、リスティング広告と比べて少ない傾向にある

Instagramは、検索用途で使われることも増えていますが、基本的には他の投稿を見て楽しむツールです。そのため、「今すぐほしい人」である顕在層はECサイトでの探索やネット検索している人と比べると少なくなります。

特にBtoBで、課題が顕在化している「今すぐ客」を見つけたい場合では、他の広告より劣る可能性があります。

費用と労力がかかる

Instagram広告は、名の通り広告であるため費用がかかります。また、広告に表示する画像や動画を作成する必要があります。どの運用型広告においても同じですが、Instagramの場合は、クオリティの高い画像や動画の投稿であふれているため、広告でも一定のクオリティが求められます。

Instagram広告費用の相場とは

まず、Meta社のInstagram広告には、広告の自動最適化機能があります。この自動最適化に必要な自動学習は「週50件以上のコンバージョン獲得で正常に機能する」と発表されています

「コンバージョン(CV)」というのは、設定した成果を達成することを指します。例えばサイトの遷移が目的であれば「トラフィック数(=クリック数)」、投稿へのいいねなどが目的なら「エンゲージメント数」が、コンバージョンとして定義されます。

Instagram広告でのトラフィックは、高く見積もっても100円あれば大体1件は取ることができます(弊社の過去の支援実績では50円前後が平均になります)。「週50件以上のコンバージョン獲得で正常に機能する」ことから、CPA(コンバージョン単価)100円のものを週に50件取れればよいとすると、週に5,000円、1日あたり715円程度あれば、自動最適化が正常に働き、よい結果が生まれやすいと言えます。

運用型広告は運用次第で効果がかわります。一定の金額で広告を出稿することによりデータ量が溜まり、改善を行うことができます。ある程度改善ができる3か月程度を検証期間として定め、今後の運用の是非を検討すると良いでしょう。

ただし、キャンペーンの認知として一時的に配信したいという場合には、上記にとらわれずリーチしたい規模や予算に合わせて広告費を設定しましょう。

Instagram広告には主に4つの課金方式がある

【CPM】広告の表示回数に応じた課金

Instagram上で表示回数を意味する「インプレッション」が1,000回に達するごとに料金が発生する課金方式です。凡そ1,000回ごとに数百円~数千円が相場です。仮に1,000円の広告予算で、1,000回ごとの料金が500円だった場合には、2,000回広告が配信されます。

キャンペーン訴求など、認知度を上げることが優先の場合にオススメです。

【CPC】広告のクリック数に応じた課金

広告をクリックした数に応じて費用が発生する課金方式です。1クリックの相場は数十円から数百円程度です。

SNS広告は閲覧するだけで、飛ばされてしまう可能性もあります。購入や問合せなどサイトに誘導して直接的な行動を促したい時にオススメであり、運用型の多くでのスタンダードな課金タイプと言えます。

【CPV】動画広告が再生された数に応じた課金

Instagramは動画の広告を表示されるため、動画の再生数に応じた課金タイプの広告もあります。1再生当たりの相場は数円程度です。動画の再生は比較的多くされるため、単価は安いですが、興味関心度が低い人にも多く再生されてしまう可能性もあります。

【CPI】アプリのダウンロード数に応じた課金

広告を通じてアプリをダウンロードされた数に応じて課金されるタイプです。主にアプリ提供している企業に限定されます。他の広告方式と比べて成果報酬に近いため、表示回数は少なくなる傾向があります。

Instagram広告の種類

フィード広告

フィードとは、Instagramを開いた最初に表示される画面です。主にフォローしているアカウントの投稿と、興味関心があるアカウントの投稿がタイムライン形式で表示されます。広告は、その投稿の間に広告が表示されます。

興味関心のある表示を見ている中に表示されるため、広告も目に留まりやすい傾向にあります。

プロフィールフィード広告

プロフィールフィードとは、公開されている状態のアカウントのプロフィール画面で表示される投稿をタップした後に、スクロールすると表示される広告のことです。

非公開のアカウントや、未成年のアカウントでは表示されません。

プロフィールフィード広告の特徴は、ユーザーが能動的にInstagramを利用している時に表示されるため、目に留まりやすい傾向にあります。

ストーリーズ広告

ストーリーズとは、フィード画面の上部に丸いアイコンで表示されているものです。60秒までの動画や画像が投稿でき、24時間で消えてしまうという特徴があります。1日1回以上アプリを立ち上げる70%がストーリーズを利用していると言われています。

ストーリーズ広告は、ストーリーズを3つ程度見ると1つ広告が表示されます。縦型がフルスクリーンで表示されるため、インパクトのある訴求ができます。

リール広告

リールとは、短い「ショート動画」を楽しむこの出来るタブです。TikTokやYouTubeショートなどでも同様の動画が見られ、比較的人気の高いコンテンツです。

動画の長さも最大90秒ほどの投稿ができるため、広告においても見てもらうことができれば、商品やサービスの魅了を十分に伝えることができます。
一方、90秒ほどで興味関心を持ってもらいやすい動画を作成する必要があります。

発見タブ広告

発見タブは、フォローしていない他のアカウントが表示されます。基本的には興味関心の高い他のアカウントの投稿が表示されます。発見タブ広告は主に2種類あります。1つは、横3列で投稿がタイル状に並んでおり、その合間に広告が表示されます。

広告が埋もれてしまうデメリットがありますが、広告色が出にくい特徴があります。もう1つは、タイル状に並んでいる投稿をタップして表示された画面をスクロールすると表示されます。基本的にはフィードやリールの広告と同じような表示方式です。

Instagram広告を出稿する手順

あなたにあった配信方法を選ぶ

Instagramに広告を出稿する方法は2つあります
メリットデメリットと合わせて以下にまとめていますので、あなたにあった配信方法を選んでください。

(1)広告を管理する専用のツール「広告マネージャ」を使って広告配信する

メリット ・パソコンから広告の管理ができる
・高度な設定や詳細な分析ができる
・広告用の投稿を作成できる
デメリット ・パソコンを使わないと、やや使いにくい
・専用ツールなので、ハードルが高く感じてしまう

(2)Instagramアプリから直接広告配信する

メリット ・スマホから広告配信設定できる
・早ければ1分もかからず配信できる
・フォロワーのいいねが多い投稿を広告に流用できる
デメリット ・通販やメルマガ登録など、ウェブサイトでアクションしてもらうことが目的の広告は向いていない
・フォロワーにも公開されてしまうので、広告が通常投稿の世界観に合わない場合がある。
・iPhoneから出稿する場合、Apple手数料がかかる

もし、どちらかで迷われている場合、ウェブサイトでアクションしてもらう(商品購入など)ことが目的の場合は、(1)の方法で広告配信をしましょう。

次から解説する手順は、(1)で配信する前提でまとめていますが、(2)で配信する場合でも、設定する内容や考え方は基本的には同じです。

広告マネージャを開く

※この手順は(1)に場合に必要な手順です。

Instagram広告はFacebook広告の管理ツールから出稿することになります。そのため、Facebookから広告管理ページを開きます。
パソコンでFacebookにログインし、下の画像を参考に「広告」の文字をクリックしましょう。

広告マネージャを開く

目的を設定(キャンペーンの作成)

つづいて、キャンペーンの作成画面で広告の目的を設定します。
Instagram広告で利用できるのは、「認知度」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」など、6種類です。(2025年4月現在)目的にあった選択肢を選びましょう。

目的を設定(キャンペーンの作成)

広告セットの作成

目的が決まったら、次にオーディエンス(ターゲット)、配置、 いつからいつまで掲載するのか、どのくらいの予算で広告を配信するのか、などを決めます。

まず、予算と掲載期間の欄で1日あたりの予算を設定します。

広告セットの作成

「オーディエンス」では出身国、年齢、趣味など細かくターゲットを設定できます。

オーディエンスの図

最後に配置の欄から「Instagram広告をどの場所に出すか」を設定すれば広告セットは完了です。「自動配置」、「配置を編集」の2パターンから選ぶことができます。

広告セットの設定を進めていると、そのほか細かく設定する箇所がありますが、推奨される設定が最初から設定されているので、設定変更しなくても問題はありません。

広告の作成

広告セットができたら、次は広告の作成です。
まずは、広告のフォーマットを選びましょう。
前に説明した写真広告・動画広告・カルーセル広告はここで選択できます。

次に、リンク先を設定します。

次に、使用する画像や動画を選択します。

次に、テキストを入力し、CTAを選択します。

CTAとはCall To Actionの頭文字を取った用語です。上の画像でいうと“アクション”がその設定箇所になります。
ここでは、「広告を見たユーザーにどのような行動をしてほしいか」を設定します。最初で設定した「広告の目的」と同様、適切なCTAを設定しましょう。広告のコストパフォーマンスを高めるために、とても大切なことです。

ここでのポイントは、広告のプレビューで広告の内容を確認すること。
Instagram広告と合わせてFacebook広告へも広告出稿する場合、Facebook広告の設定も同時に行うことになりますが、Instagram広告では使用されない設定項目も存在します。

下の画像の場合、“見出し”に設定している「見出しが入ります」という文章が右の広告プレビューで表示されていないことがわかります。なので、「設定しているのに表示されない」となった場合、それはそもそも仕様上表示されない、ということになります。

公開

広告の作成が終わり、「公開する」というボタンをクリックすれば、広告の配信設定は完了です。設定はあとから変更できますので、結果を分析して広告の精度を改善していきましょう。

Instagram広告の2つの注意点

ここまでInstagram広告について説明してきました。
「広告を出稿したい」と思われた方、もう少し待ってください! Instagram広告を出稿するときに気をつけたいことが2つあります。ここからはその2つをお話します。

Facebookページを持っていること

すでにInstagramを活用していて、ビジネスプロフィールを持っているという企業・店舗も多いと思います。でも、「Facebookページを持っていない」という企業・店舗はありませんか?

実は、Instagram広告の機能を活用するためには、Facebookページを持っていることが必要になります。このFacebookページを用意した上で、Instagramでビジネスプロフィールを設定する必要があります。

Facebookページの作成には、それほど時間がかかりません。会社や店舗の住所、メールアドレス、電話番号、ウェブサイトのURLなどといった情報を事前に準備しておけば、よりスムーズに作成できます(Facebook社いわく、このようなプロフィール欄をきちんと入力しているページの評価を上げるとのことですので、漏れなく入力しておくことをおすすめします)。

詳しい方法は、以下のページを参照してください。

(参考:Facebookページの作成に必要なもの

広告ポリシーについて

Instagram広告にもルール・ポリシーが存在します。これから配信しようとしている広告がポリシーに違反していないか、事前に確認しておきましょう。また、Instagram広告独自の広告審査もあるので、Facebookでは承認されてもInstagram広告では非承認になることがあります。

(参考:Facebook広告ポリシー

さいごに

いかがでしたでしょうか。今回はInstagram広告について紹介しました。

Instagram広告は、Meta社が保有する膨大なデータによって、ターゲットを非常に細かく設定できることが魅力です。そして、Instagramのユーザーは現在、幅広い世代に広がっています。

そして、オーガニック投稿だけでなく、Instagram広告も世界観が大切です。例えば、広告はとてもおしゃれで印象的な画像なのに、リンク先がそのおしゃれな雰囲気とは大きくかけ離れてしまっては意味がありません。逆に、いかにも広告といったような、画像にただテキストを載せただけというのも、Instagramの特徴を活かせていないケースと言えます。

つまり、広告を出稿するなら、その広告に使用する写真や動画も、ユーザーの獲得の非常に大きなカギとなります。
このブログが、Instagram広告を検討している方の参考になれば幸いです。

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