UGCとは?活用次第でファン化促進!そのメリットや注意点
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- カテゴリー : Instagram, SNSの基本, SNS全般
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UGCとは?
UGC(User Generated Content)とは、ユーザー生成コンテンツの略で企業ではなく、消費者によって作成されたコンテンツのことを指します。ブログや口コミサイト、オンラインコミュニティやSNSなど、さまざまな場所でUGCがあります。その中でもSNSは、ユーザーが投稿し合って楽しむものであることから、UGC活用においては特に重要なツールです。
IGCやCGMとの違いとは
IGC(Influencer Generated Content)は、企業から委託されたインフルエンサーが生み出すコンテンツです。CGM(Consumer Generated Media)は、UGCが集まったメディアのことを指します。そのため、SNSや口コミサイトも該当します。その他にも、キュレーションサイトなども該当します。
UGCは、企業にとって重要である理由
2024年11月に当社がユミルリンクと共同で20歳以上の男女1299人に対して「企業主体の投稿以外(ユーザーの口コミなど)で購入に至った方は、 どんな人による投稿がきっかけで購入をしたか教えてください。」という質問したところ以下の結果になりました。※複数選択可
芸能人の投稿 | 21.0% |
---|---|
インフルエンサー(企業提携)の投稿 | 36.8% |
インフルエンサーのオススメ | 34.0% |
一般の方の投稿 | 49.6% |
友人の投稿 | 10.9% |
その他 | 10.2% |
出典:メールマガジン登録・SNSフォローや購買のきっかけにおける実態調査
SNSが当たり前につかわれるようになった今、芸能人や友人の投稿より、一般の方の投稿を参考に購入する人は極めて多い状態になっています。
そのため、一般の方の投稿を促すUGCが重要と言えます。
UGCのメリット
顧客とコミュニケーションができる
UGCは、ユーザーからの投稿を起点にコメントやリポストを行うことにより、コミュニケーションを行うことができます。このような質の高い接点をユーザーと持てることでファン化に繋がっていく可能性が高まります。
認知を広げることができる
ユーザーが投稿するということは、そのユーザーのフォロワーに対しての認知を広げることができます。フォロワー数100人いる10名が商品・サービスにまつわる投稿をすると、単純計算で1000名に認知拡大ができます。フォロワーがリポストをすると、さらに多くの人にその投稿が広まります。
商品・サービスへの評価を理解してもらえる
特にBtoCでは、商品・サービスがどのように使われ、どのような感想を持たれているのか把握し辛い面があります。UGCでは実際の活用例をみることができるため、想定していないケースが見られた場合には、新たなマーケティング施策を見つけることもできます。
またネガティブな投稿であった場合にも、品質改善に役立ちます。
UGCを生み出す
UGCを生み出す、つまり自社に関する商品・サービスの投稿をしてもらうためには、主に下記3つが重要です。
- 自社アカウントを魅力的にすること
- ユーザーが使いやすく分かりやすいハッシュタグを用意すること
- フォトコンテストなど、投稿企画を通じて投稿を促すこと
自社アカウントを魅力的にすること
自社アカウントでの投稿や設定を全くしていない場合や、そもそも提供している商品・サービスの満足度が低い場合には、ユーザーは投稿をしたいとは思わないでしょう。
思わず人に勧めたくなるようなサービスの提供や、フォローしたくなるようなSNSアカウントを目指すようにしましょう。
ユーザーが使いやすく分かりやすいハッシュタグを用意する
ユーザーが、企業に対する投稿をしたいと思った時にすぐに付けられるハッシュタグを用意しておくと良いでしょう。「#〇〇のある生活」など利用シーンを踏まえたものや、「#ROC」「#Reposta」「#インスタ思考法」のように社名やブランド名をハッシュタグにするのも良いでしょう。
また、UGCが少ないうちは、ハッシュタグをつけてどんな投稿をすると良いのか、見本となる投稿を自社で行なったり、インフルエンサーに依頼して行うと良いでしょう。
フォトコンテストなど、投稿企画を通じて投稿を促す
お題を決めてユーザーに投稿してもらう企画を行うことで、戦略的にUGCを生み出すことができます。写真以外にも動画の投稿や、Xであればお題を決めた文章の投稿もあります。
投稿企画では抽選や企業が判断する優秀な投稿に対して、プレゼント(賞品)を渡すことで、投稿意欲を高めることができます。プレゼントは、お金などではなく、自社商品・サービスにすると良いでしょう。自社と関係のない賞品では、顧客になりにくい人の参加が増えてしまい、最終的に購買に結び付ける企業のSNS運用の目的とはズレが生じてしまいます。
UGCは活用することが大事。その方法とは
自社商品・サービスに関するUGCは、生み出すだけでなく活用することが大切です。ここでは、活用方法について解説します。
UGCを自社サイト・コンテンツに掲載する
ECサイトであれば各商品ページにUGCを掲載することで、レビューのような役割となり購買行動へ役立つ可能性があります。その他サービスサイトやチラシなどさまざまな場所にもUGCを掲載することで、SNSを見ていない人にも一般の人の投稿を紹介することができるため、同じく購買行動に役立ちます。
アクティブサポートでコミュニケーションを行う
UGC、つまり自社商品・サービスに関連する投稿に対して、企業から積極的にコメントなどを残す方法です。例えば、商品を使用した人に「ご利用いただきありがとうございます。」などの感謝の気持ちをコメントとして記載します。
コメントを通じてコミュニケーションを図ることができるため、ユーザーの記憶に残り、ファン化に繋げられる可能性もあります。また多くのSNSユーザーは、一定のフォロワーがいます。1人1人に対して丁寧に接することで、そのフォロワーに企業・ブランドの丁寧なスタンスを印象付けることもできます。
SNS上でリポストして拡散する
自社SNSのアカウント内でリポスト(Instagramであればストーリーズでの投稿シェアなど)して拡散しましょう。リポストはされる側であるユーザーもより多くの人に自分の投稿がみられるため、喜んでもらえるケースが多いです。かつ、自社のSNSアカウントにもリポストした内容が掲載されるため、アカウントとしての深みが増します。
結果的にファン化や新たなフォロワー獲得などに寄与します。
UGC活用の注意点
著作権対策として利用許諾を取る
UGCは、あくまでユーザーの投稿であるため、著作権はユーザー側にあります。無断で販促物などに使用するなど、著作権に抵触しかねない行動は避けるよう利用許諾を取るなどの対応を行いましょう。
また、ユーザー側から掲載取り下げを依頼されることもあり得ます。サイトなどに掲載するにはその認識を持つと良いでしょう。
ステルスマーケティングに注意すること
顧客やインフルエンサーに対して依頼して投稿をしてもらうときには、その投稿に「企業案件」「PR」「提供」など、依頼による投稿と分かるようにしてもらう必要があります。特に金銭を払って投稿してもらう場合には「ステルスマーケティング」となり、「景品表示法違反」になる可能性があるため、注意しましょう。
UGC活用で、お困りなら
UGC活用は、顧客とネット越しにやり取りを行うため、予期せぬトラブルなどが起る可能性もあります。ご不安がある場合は、お気軽に当社ROCまでお問い合わせください。
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